「IoT」という言葉が最近よく使われるようになりました。しかし、IoTの読み方や、「IoTって何?」と言われてピンと来ない方の為にできる限り分かりやすく記載していきます。

Internet of Things

IoT:Internet of Things(モノのインターネット) と言われています。
モノのインターネットと言われると何だかイメージが沸かないかも知れませんが、要するにありとあらゆる物がインターネットに繋げられる様になったという事です。
今の人間社会というのは非常に多くのモノに囲まれています。
これらの内のほとんどがインターネットに繋がっていく。
そんな時代に今はなってきているのです。
今では家電製品や工場内の機器、農業などでも使われていて、以外と身近な物がIoT機器だったりして、気が付かない内に浸透してきている物も中にはあります。
従来のインターネット
これまではインターネットと言えばパソコンでした。
そしてスマートフォンが世に普及して爆発的にインターネットの利用者が増えていきました。これはここ10年ちょっとの出来事ですから、イメージも付きやすいと思います。
そして、パソコンとスマートフォンがインターネットにつながり、様々な情報にアクセスしてきたのが従来です。
その後は通信技術が凄まじい速度で進化していき、現在ではインターネットにアクセスをしない人はいない程に大衆化しました。
現在の運用は主に遠隔操作等
IoT機器の運用は、現時点では機器がインターネットにつながった事により
ネットワークを介して離れた場所でその機器の稼働データ等を取るという事ができるようになりました。
これによって、今までは目視や経験則等から推測していたデータがリアルタイムに送られてくる情報によってそのデータはより精密さを増してきました。
こうしたネットワークにつながったことを利用して、例えばスマホを使い自宅のロックを遠隔で行えるようになったり
ペットの所在が分かる首輪等が現在運用されています。
Amazonダッシュというボタン一つで対象商品を注文する物も立派なIoT機器となります。
この辺りは使った方も多くいるのでは無いでしょうか?
IoTとは意識していなくても以外な所で我々の生活に浸透しているんですね。
現時点の導入事例
上記でもいくつか導入されている分野を記載しましたが、その一例を紹介します。
製造業
工場内の装置をインターネットに接続することにより
工場の機器の状態を把握するのに役立たれています。
・正常に動作をしているか稼働データを確認。
・異常な動作をした場合検出してアラートする。
・異常な動作の「兆候」をデータで弾きだして最適な交換時期を予測する。
・補充が必要な製品の残量を把握する。
機械を動かしている状態をデータ化して確認するだけではなく、異常を直ぐに知らせる機能、さらには異常が起こる「兆候」まで予測ができるようになっているというのですから驚きですよね。
これらは稼働データを主としていますが、他にも作業工程に異常がないかの確認にも使われています。
・工場内の作業工程において進捗に問題がないかの監視。
・作業工程の進捗に異常があった場合それを検出。
と言ったようにこれまでは管理者が行っていたような仕事を機械が行えるようになっています。
農業
製造業のようにビニールハウス内を監視ができるようになっています。
・ビニールハウス内の温度が適正であるかの監視
・ビニールハウス内の湿度が適正であるかの監視
・土壌の水分量が適正化の確認。
・照明の明るさが適正であるかの確認。
このように本来なら農家の方が監視をしていた事を機械が補助してくれるようになっています。
従来の人力であれば24時間監視するわけにはいきませんから、どうしても行き届かない所があったと思いますがそれもかなりの部分がカバーできるようになりました。
私に過去相談いただいた農家の方もこれらを導入する事により作業工数をぐっと減らせたと喜ばれていました。
それに加えて今後品種改良等も行っていきたいと意気込みを語っていらっしゃいました。
今後の運用は?
今後は「5G」などにより通信技術がより進化を遂げますので
ありとあらゆるモノがインターネットにつながると言われます。
それによってあらゆる製品が「賢くなる」ことによって
SFの世界にしかなかったような製品ができてくるかもしれませんね。
まとめ
未来を彷彿とさせる技術、本当に楽しみですね。
当記事では概要について触れましたが、今後もIoTに関して面白い導入事例なんかが増えて来たらどんどん記事をアップしていきますので是非ご覧になってください。
物がインターネットにつながる、そんな事10年前には想像もしていませんでしたが、これからの先どんな未来を皆様は想像していますか?